「仏説父母恩重経」 39母からの手紙 

加茂仰順先生がヨレヨレのハンカチを袂から出されご自身の涙を拭きながら、知覧特攻平和記念館に展示されているお手紙を読まれました。もう早いもので27年もの歳月が流れました。その手紙の内容は、母親から特攻隊員である息子に宛てたものです。母親が息子に敵艦に体当たりする時は、念仏を唱えてくれと頼んでいるものでした。そのお手紙を直に読みたかったのです。一回目の訪問の時は、そのお手紙を探すことすら忘れていました。その後、二年後に訪問した時は何が何でも探し出す決意で行きました。1時間以上かけて漸く探し出した時の感動は、今でも忘れることはできません。そのお手紙を紹介します。正に「仏説父母恩重経」のお手紙です。

「ばくだんをかかへて行く時は、

 必ずわすれまいぞ、

 ナムアミダブツととなへてくれ。

 これが母の頼みである。

 これさへ忘れないで居てくれたら、

 母は、此の世に心配事はない。

 忘れないでとなへてくれ、

 こん度合ふ時はアミダ様で合ふではないか、

 これがなによりも母の頼みである。

 忘れてはならないぞ   母より」

石川県七尾市に在住されていた石倉およさんから、石倉三郎中尉に宛てたお手紙です。

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

This entry was posted in 仏説父母恩重経. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です